ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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プロの大工が日曜大工よりうまいのは当然

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この教授ははっきりものを言う人ですね。まあ、でもその通りであって、心臓外科なんて失敗したらやり直しの難しい科で、成功率に大きな差があるなら誰でもうまい方に行きますよね。しかも公定価格でうまい先生も同じ値段だとしたら、患者が殺到して1年待ち、2年待ち、となるでしょう。

質の良いものには、それなりの価格があるという単純なことが医療界では無視されて、結局おかしな医療がはびこる原因となるわけです。経済原則に見合わない保険診療では、医療そのものがだめになるという例ですね。

 ▽佐野俊二・岡山大医学部教授(心臓血管外科)の話 手術件数が多いほど死亡率が下がるのは、プロの大工が日曜大工よりうまいのと同じで、ごく当然だ。手術が年25件未満、つまり月1、2件では明らかに足りない。心臓外科医はプロとして患者の重症度なども含めた治療成績を公表すべきだ。その代わり優秀な医師は高い報酬が得られる制度にしてほしい。

以下引用

<手術成績格差>件数多い病院ほど死亡率低い [ 10月01日 20時37分 ]

 心臓手術と食道がん、肺がんの手術では、手術件数が多い病院ほど死亡率が低い傾向があるとのデータを1日、日本胸部外科学会(松田暉理事長)が発表した。厚生労働省は今春、手術件数の多い病院に高い診療報酬を与える制度を「根拠が薄い」と廃止し、再び同様の基準を設けるべきかについて検討会で議論中だ。同学会は「件数は少なくても死亡率が低い病院があり、一律の規制は適当でない」と説明するが、今回の結果は議論に影響するとみられる。

 同学会は00〜04年に全国の計約700病院で心臓、食道がん、肺がんの手術を受けた患者計約30万人について、病院ごとの死亡率と手術件数との関係を分析した。病院名を公表しない約束で、各病院からデータを集めた。

 その結果、心臓の「大動脈置換術」では、年平均20件以上を実施した病院で、手術後30日以内の死亡率が7.9%だったのに、同5件未満の病院では18.5%と2倍以上高くなった。後天性心臓病の手術全体でも、年100件以上の75病院の平均死亡率2.3%に対し、年25件未満の90病院では同4.8%だった。

 食道がんでは、年75件以上の6病院で、在院死亡率が平均1.6%だったが、25件未満の716病院では平均6.5%と4倍の差があった。25件未満では、死亡率が20%を超える病院もあった。

 肺がんでは、年150件以上の病院で死亡率0.3%、10件未満では1.6%だった。

 学会は「病院を集約化し1病院の手術数を増やすべきだとの意見もあるが、地域的な問題もあり総合判断が必要だ。食道がんでは、全病院の90%以上が年25件未満で、集約化は難しい」としている。【高木昭午】
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by SkinDr | 2006-10-02 21:09 | 医療政策