ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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後出しじゃんけん

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患者は納得して手術を受けている。腎臓を戻すことはできない。





目の前の患者の対応を迫られる医者。
その対応に、あとから「ぐーじゃないとだめだった。はい、有罪。」と言われてもどうしようも無いのである。一般論としてしない方がよい。そんなことは誰にでも言える。それで患者が助かるか?移植を受ける人はもともと病気があり健康な人よりは遙かに弱い命なのである。万全を待つことが正解なんて誰にも言えないだろう。誰か一人でも助かるならば、何もせず全員助からないより遙かによいとなぜ考えられない。

これから医者は手術中に異変が起きたら警察に電話して「業務上過失致死にならないためにはどうすればいいいですか?あなたの指示通りにやります!」と言おう。
学会や厚労省の「専門家」に電話して、「この腎臓摘出していいですか」と聞こう。
新聞社に電話して「意識不明の患者を放置した、と個人名をさらして虚偽の報道をされないためにはどうすればいいのですか?」と聞こう。

繰り返すが後出しじゃんけんで医者を裁いても何にもならない。医療が無くなるだけである。物事は万全の医療からは始まらない。万全の医療などという夢は、不戦敗と同じである。

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<病気腎移植>ドナーが会見「今でも納得している」 [ 02月23日 10時15分 ]

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)らによる病気腎移植問題で、同病院で病気腎を摘出されたドナー(臓器提供者)5人全員が22日、記者会見。「他の治療法の説明も受けた上で、自ら選んだこと。今でも納得している」と述べ、病気腎移植を検証中の同病院専門委員が腎臓摘出を「不適切」と指摘したことに反論した。

 5人は04年9月〜06年2月、万波医師に病気腎摘出手術を受けた。この日は「ドナーの気持ちを伝えてほしい」という病院の求めで会見した。

 04年9月にネフローゼ症候群で両腎摘出した水島辰喜さん(53)は万波医師から、「摘出せずに治療するのがいい」と説明を受けたが、病状が改善しないため、自ら摘出を希望したという。専門委員は「両腎摘出は必要なかった」としているが、「他の治療法では治らないと思い、ためらいはなかった」と述べた。

 尿管狭さくで摘出した70歳代の男性は別の治療法や他人に移植することの説明も受けたといい、「先生には『人助けになるのなら、ええようにしてください』と言いました」と話した。【津久井達、川上展弘】
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by skindr | 2007-02-23 23:11 | 医療訴訟