トモさんへ、粉瘤+蜂窩織炎?
2007年 11月 13日
多忙でなかなかお返事できませんでした。
お父様に特に大きな病気がないという前提でお話しします。
さて、状況からすると、胸に膿がたまる袋があって、それが腫れ上がって切開をしたということのようですね。
もしもそれが「粉瘤」と言われる、垢が溜まる袋なのであれば排膿してしまえばその後は自然に治るでしょう。ひどいときは一部組織が死んでしまうような状態(壊死)になっていることもあります。そのときは麻酔をして壊死を除去する処置をしたほうがいい場合もあります。傷が治るまでの時間は、傷の大きさや年齢などいろんな要因で決まりますが、きれいでない大きな傷というのは治るのにかなり時間がかかるというのは事実だと思います。従って、快方に向かっているのであればそれほど問題は無いと思います。
ずっと治らない場合は1)背景に病気がある2)もともとの病気が粉瘤ではない(つまり粉瘤の様に見える悪性の腫瘍など)、を考える必要があります。1)はなかなか解らないこともありますが、2)は組織検査である程度診断できます。主治医の先生にもう一度、本来の病気についてよく聞いてみてはいかがでしょうか。
お父様に特に大きな病気がないという前提でお話しします。
さて、状況からすると、胸に膿がたまる袋があって、それが腫れ上がって切開をしたということのようですね。
もしもそれが「粉瘤」と言われる、垢が溜まる袋なのであれば排膿してしまえばその後は自然に治るでしょう。ひどいときは一部組織が死んでしまうような状態(壊死)になっていることもあります。そのときは麻酔をして壊死を除去する処置をしたほうがいい場合もあります。傷が治るまでの時間は、傷の大きさや年齢などいろんな要因で決まりますが、きれいでない大きな傷というのは治るのにかなり時間がかかるというのは事実だと思います。従って、快方に向かっているのであればそれほど問題は無いと思います。
ずっと治らない場合は1)背景に病気がある2)もともとの病気が粉瘤ではない(つまり粉瘤の様に見える悪性の腫瘍など)、を考える必要があります。1)はなかなか解らないこともありますが、2)は組織検査である程度診断できます。主治医の先生にもう一度、本来の病気についてよく聞いてみてはいかがでしょうか。
by skindr
| 2007-11-13 13:14
| 皮膚科