ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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意外に、、、

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少ないんですね、不安のある方。
内部から見れば、不安な病院は60%くらいかなあ。

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5人に1人が病院に不安 厚労省の05年受療行動調査 [ 08月31日 18時00分 ]
共同通信

 病院で診療を受けた際、医師の対応や治療、衛生環境などについて「不安になった」とする患者が2割前後いることが31日、厚生労働省の2005年受療行動調査で分かった。
 調査は、患者の意識を探るため3年ごとに実施。今回は昨年10月、全国の約500病院の外来患者約11万人、入院患者約6万人が回答した。
 医療の安全については今回初めて調査。外来患者の19%、入院患者の23%が「医療の安全について不安になった」と回答、「不安になることはなかった」は外来、入院とも59%だった。
 不安になった理由(複数回答)では「医師や看護師などの対応」が最も多く、外来で44%、入院で45%を占めた。
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by SkinDr | 2006-08-31 22:10 | 医療政策

妊婦はどこへ

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最近なんだか産科ブログのようになっていますが(笑)、、、

注目すべき点は、報道はされていませんが、この病院でも非常に多くの元気な赤ちゃんが問題なく産まれているという点でしょう。

基本的にこの病院は、全てこの体制でやってきたわけでしょうから、この病院の全ての出生を詳細に解析して、それが他の病院の成績と大きな差がないとしたら、助産婦と看護婦の差がないという結論が出てしまいます。

残念ながら、胎児や母胎の死亡はゼロにすることはできません。自然分娩では500人に一人の母親の死亡率なのです。一例の死亡例では何とも言えないでしょう。

もちろん、結果良ければ全てよしなんて言いません。助産婦を揃える努力をしなかったのは、怠慢と言われて仕方がないでしょう。助産婦は分娩の瞬間だけではなく、妊婦や新生児全般に対して幅広い知識があり、総合的に妊婦さん達を助ける仕事で、現場とは又違った役割もあると思います。

別の点から見ると、立件されて、診療が停止した場合は現在受診しているであろう数百人の妊婦はどうなるのでしょう?

唯でさえ産院、病院産科の滅びる中、もしもこの病院が停止して、現在の妊婦が行き場を失ったりすれば、それこそ看護師の内診による危険よりもはるかに多くの危険が彼女達を待ち受けているのでしょう。

この産院をルール違反と叩くのは簡単ですが、社会にはルールより大事な「命」を生み出す場所が必要です。問題は、ではどうすれば多くの助産婦が確保できて、安全なお産ができるのかという問題です。

これも急速な少子化と、それを超えるスピードで消滅している産科という現状の問題の一つです。国の対応が注目されます。

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<無資格助産>「法律には限界ある」堀病院長が開き直り [ 08月24日 21時24分 ]

 「法律に基づいてやるには限界がある」。保健師助産師看護師法違反容疑で神奈川県警に家宅捜索された堀病院の堀健一院長(78)は、同県警の調べに、看護師らに助産行為をさせていたことを開き直って認めた。同病院の助産師数は同規模の病院より極端に少ない。厚生労働省は「助産行為は医師と助産師しかできない」との見解だが、公然と反旗を翻した格好だ。

 ◇院長「看護師の内診は必要悪」

 堀健一院長(78)は24日夜、横浜市瀬谷区の同病院で報道陣の質問に答え、「患者が来るのに助産師が足りない。看護師が内診をすることは必要悪だ」と強調した。今後の対応についても「(看護師らによる内診を)続けなければどうすればいいのか。看護師による内診をやめたら明日から患者を全部やめなければいけなくなる」と語気を強めた。

 堀院長によると、同病院では開院した1959年から40年以上にわたり、院長の指示で看護師による助産行為を続けていた。数年前、厚労省が看護師の助産行為を違法とする通知を出したため助産師を募集したが、集まらなかったため、看護師の助産を続けていたという。

 堀院長は看護師による助産の危険性について「分娩(ぶんべん)に入るまでを看護師にさせていたのであって、お産の取り上げは医者がやっていた。看護師が内診をしてもお産の安全性に影響はない」と主張。さらに「ウチだけが特殊なのではない。ほとんどの病院でもやっている。この機会に法律を見直さないと立ちゆかなくなる」と持論を展開した。【堀智行、池田知広】

 ◇看護師まかせの医療ミスは、全国で少なくとも14件

 「出産数日本一(年間約3000人)を誇るユニークな産婦人科を目指して頑張っています」。堀院長は、ホームページでそうアピールしている。堀病院の05年の分べん数は2953人。産婦人科医は院長含め7人、助産師が6人。ところが、分べん数が2074件の東京都葛飾区の産院は、産婦人科医6人、助産師111人▽約2000件の分べんがある東大阪市の産科病院は産婦人科医が8人、助産師が約35人いるなど、堀病院より多くの助産師を配置している。

 安全な出産を目指す市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(愛媛県今治市)の出元明美代表は「(捜索を受けた堀病院は)助産師が一切助産行為をしていなかったという関係者の話も聞いている」と話す。84〜05年、助産師ではなく、看護師や准看護師らが助産行為を行い、胎児や母親が死亡するなどの医療ミスが、全国で少なくとも14件発生しているという。

 しかし、産婦人科医の間では、一部の診療所などで、看護師が医師の指示を受けて助産行為を行っていることは、公然の事実。厚生労働省は04年に「医師の指示下でも看護師の助産行為は違法」との見解を示しているにもかかわらず、医師の指示があれば、看護師の助産行為はできるという医師らが多くいることが、この問題の背景にある。

 出元代表は「(堀病院は)助産経験が豊富で、誤った行為を指摘できる助産師より、医師の言うことを素直に聞きやすい看護師の方が任せやすかったのではないか。安全な出産について医師が真剣に考え、適切に助産師を雇用する意識改革が不可欠だ」と批判。厚労省看護課は「助産行為は特別な技能と専門知識が必要で、医師の指示下でも助産師以外はできない。安全で安心なお産を実現するため、医療機関側は適当な人数を確保して運営してほしい」と話している。【工藤哲、玉木達也】
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by SkinDr | 2006-08-24 23:22 | 医療政策
これは賛否両論あるでしょうが、、、

「かかっちゃいけない皮膚科その3」

「ステロイドは絶対に使ってはいけない」という医者、今でもいます。
これで洗脳されると患者さんは体中真っ赤っかで汁が出ていても、その方がよいと思うようになります。また、急性期の病気にもステロイドを使うのを恐れるようになってしまいます。

ステロイドをどれだけ上手に使えるかは皮膚科医の重要な腕なのですから。
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by SkinDr | 2006-08-23 22:01 | 皮膚科の名医

出産費用

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ちょっと遡ってでたりしないのかなあ(笑)。

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出産費用の準備不要に 今秋から [ 08月23日 18時09分 ]
共同通信

 出産時に医療機関に支払うため、用意しなければならなかった費用が早ければ10月から不要になる。手続きをすれば、出産育児一時金が公的医療保険から直接医療機関に支払われるようになるためだ。出産費用が今秋から増額される一時金の範囲内であれば、お金をかけずに出産できる。
 現在は、健康保険組合など公的医療保険への申請を経て支給されるため、出産時にはいったん医療機関に費用全額を支払わなければならない。
 厚生労働省によると、旧国立病院での出産費用は平均で34万6000円。一時金は今年10月から現在の30万円から35万円に増額される予定で、平均的な費用に収まった場合は事実上無料で出産できることになる
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by SkinDr | 2006-08-23 21:46 | 医療政策
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必ずしも全ての患者に利益があるかは解りませんが、少なくとも努力しているお医者さんがどこにいるかの情報は得られるようになるでしょう。これはとてもよいことです。

個人的には大賛成なのですが、今まで出身大学はおろか、専門医かどうかですら自分たちで公開することを禁止されていた医療者側に対して、いきなり国だからといって他の団体が勝手に情報公開するというのは法的に見て許されるのかなあ?また公開するとなると経歴に誤りがあると誰の責任になるのでしょうか。

医師の卒業年次や経験年数、出身校などは個人情報には属さないのかなあ。どなかた詳しい弁護士さんに聞いてみよう。

多分、開業医で結成される医師会は猛反対するはずですよ。

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病院情報、都道府県HPに 医師略歴や体制、来春から [ 08月21日 09時05分 ]
共同通信

 安心、信頼できる病院選びに役立ててもらおうと、厚生労働省は21日までに、全国のすべての病院や診療所(約17万5000施設)の診療内容や医師の略歴、医療体制などの情報を都道府県のホームページ(HP)に掲載させる方針を決めた。9月にも有識者による検討会を設け、具体的な情報の範囲を絞り込んだ上で来春から段階的に実施する。
 来年4月施行の改正医療法は、患者が適切に病院を選ぶのに必要な情報を、医療機関が都道府県に報告し、都道府県が内容を公表するよう義務付けている。
 自治体のHPに掲載されることで、医療機関の比較、選択が容易になるが、医療事故の件数などについては方針が定まっておらず「不利な内容も教えてほしい」との患者側のニーズがどこまで満たされるかは未知数だ。
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by SkinDr | 2006-08-21 22:59 | 医療政策

赤ちゃん増加!!!

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久々に医療関係(医療関係ではない?)で明るいニュースです。赤ちゃんのたくさんいる社会にしよう!!
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by SkinDr | 2006-08-21 22:41 | 医療政策

受精できても

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受精しても、産む病院がありません!!
結婚している夫婦の受精の補助は大歓迎(遅きに失したくらい)ですが、その前に絶滅する病院産科をどうにかしないと、例えば合併妊娠や高齢妊娠だった場合、妊娠だけはしたけれど、ということになりかねません。

現在の緊急は、まず安全に産む場所を作ること、ですよね。

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体外不妊治療の助成拡充 厚労省、少子化対策で [ 08月19日 02時00分 ]
共同通信

 厚生労働省は18日までに、体外で受精させる不妊治療に対する公費助成を拡充する方針を固めた。少子化対策の一環として、2007年度予算の概算要求に盛り込みたい考え。公的医療保険が使えない治療費の一定額を公費で負担している給付額の引き上げや助成が受けられる所得制限の緩和を検討している。
 排卵誘発剤による薬物療法などの不妊治療は保険が使えるが、「生殖補助医療」と呼ばれる治療は保険の適用外で治療費は全額自己負担。生殖補助医療のうち、培養器で卵子と精子を混ぜる「体外受精」と顕微鏡を使って精子を卵子に直接注入する「顕微授精」が助成対象。
 1回の治療費は平均でそれぞれ30万円、40万円かかるため、治療を受けた夫婦には、現在、通算5年間に限り1年につき10万円が給付される。
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by SkinDr | 2006-08-20 03:12 | 医療政策

医師の増数?

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現状で何故地方で勤務する医師がいないのでしょうか。
残念ながら、その分析ができないままに定員を増やしても、免許を取った後は都会へ向かうだけでしょう。

地域に医師が不足する原因は大学にあるわけではなく、厚労省にあるのです。
大学の枠を増やすから、地域医療を自分たちでどうにかしなさい、という丸投げはいかがなものでしょうか。

医師も職業の一つです。魅力があれば自然と人は集まってきます。
魅力にはいろいろなものがあるでしょう。患者や地域に頼られるというやりがい、医学のおもしろさ、また収入も立派なやりがいです。

しかし、教わった正しい医学に従って良心的な医療をすれば必ず赤字になり(従って殆どの病院は無駄な医療その他で金を稼がなくてはならない訳ですが)、勤務医の給料は銀行員より低く、働きづめでエラーをすると訴えられる、では、もちろんなり手はいないでしょう。都会で美容皮膚科でもする方がずっとましと考えても仕方ありません。

これは、医療費を先進各国と比較して著しく低く抑制してきた政策によるものでしょう。
今、地方の病院は「辞めたもん勝ち」の状態です。真剣に対策を打たなければ地方から病院は絶滅するでしょう。解決は実に簡単なのですが、それを行わない厚労省は責任を取っていないと言われても仕方がありませんね。

結局、対価に見合うものしか手に入らない、というのは経済の大原則である訳なのです。

そろそろ日本も良い医療に対してはそれなりの対価を支払う時代が来ているものと思われます。

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医学部の定員暫定増へ 医師不足解消に総合対策 [ 08月19日 21時39分 ]
共同通信

 厚生労働、文部科学、総務の3省は19日までに、医師不足が深刻な都道府県の大学医学部の定員を暫定的に増やすことを認める「新医師確保総合対策」の原案をまとめた。一定期間地域にとどまることを条件とする奨学金の拡充など、実効性のある地域定着策の実施が条件で、各大学から文科省への認可手続きを経て早ければ2008年度から実施される見通し。
 離島・へき地の医師を養成する自治医大の定員(現行100人)も合わせて暫定的な増員を認める。また総合対策には、担い手不足が指摘されている産科、小児科医の負担軽減策も盛り込んだ。
 厚労省は7月の専門家による検討会で「国内の医師は長期的には供給が満たされる」との見通しを示した。大学医学部の定員も1997年に削減方針が決まっているが、近年医師が大都市に集中する傾向が一層進み、不足が深刻な地域に限り対応が必要と判断した。
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by SkinDr | 2006-08-20 02:53 | 医療政策

虫刺され・・・夏の病気

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夏になると皮膚科は俄然忙しくなるのですが、虫刺されもそのうちの一つです。

虫によっていろいろな特徴があって、例えばアオバアリガタハネカクシは線状の時に水疱を伴う皮膚炎を作りますし、チャドクガやその幼虫は広範囲に毒針がばらまかれて痛みを伴う多発性の紅斑が生じます。蜂はその毒により局所が腫れて痛みを伴いますが、何度も刺されると体に抗体ができて、つぎに刺されたときにショック症状を起こすことがあります。

これに対して、蜂に常時接する仕事の人には最近、ショックを改善するアドレナリンの緊急注射(エピペンと呼ばれるもの)の携帯が勧められています。

一部の虫は体内にリケッチアと言われる細菌のようなものを飼っていて、刺されるとそれが感染して、重篤な症状となります。ミノマイシンという抗菌剤で治療可能なのですが、診断が遅れると死に至ります。ツツガムシによっておきるツツガムシ病、マダニによる日本紅斑熱などがそれに当たります。

その他私が見たことあるものだけでも、ウニの棘(刺さると折れて皮膚に残ることもある)、クラゲ(カツオノエボシの場合は死ぬ場合もある)、ウミヘビの一部、マムシ、ヤマカガシなどの毒蛇、毒のない蛇、などなど自然の中には敵がたくさんです。皆様、ご注意を。

そして、皮膚科の先生方、これらの診断と初期治療、しっかりマスターしておいて下さい。
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by SkinDr | 2006-08-14 00:45 | 皮膚科
私の考える皮膚科の名医の見分け方、続きです。

「かかっちゃいけない皮膚科」
その2

「強めの薬をだしときますけど、余り使わないようにして下さい。」という医者。

信じられないけどこれ、結構多いんですよ。
これじゃ、患者は使っていいのか悪いのかわかりませんよね。

こういう医者の多くはやっぱり皮疹の程度やどれくらいの薬がどれくらいで副作用を出すのか解らないのでこういう言い方をするのだと思います。
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by SkinDr | 2006-08-10 21:05 | 皮膚科の名医