ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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マスコミによるイジメ

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落ち目で弱っている20歳の若者を、鬼の首を取ったようにいじめるマスコミって、
一体何様なのでしょう。

彼の努力と苦労で(善し悪しは別として)随分と稼がせてもらったはずでしょう?
手の平を返すとはこのことですよね。

マスコミに書かれる人々の多くは個人名で攻められるわけです。
是非質問する記者も一個人として名前を出してください。
そうすれば、あんなに陰険な質問はできないでしょう?

多くの真面目な医師達がまるで悪人のように吊し上げられてきました。
あなた方が行っていることは世間で言うイジメであること、
既に多くの人が感じているのではないでしょうか。

亀田選手の父君を尊敬する気持ちは立派だと思いました。
私がもしも何かでマスコミに吊し上げられても、子どもたちがこう言ってくれれば生きていける気がします。
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by skindr | 2007-10-26 17:44 | その他
たこさんへ

学会その他で忙しく、お返事が遅れました。
たこさんの書き込みからは、診断がニキビと湿疹なのかその他なのかは判別できませんでした。

確かに、ニキビと湿疹が顔面に同居すると治療に困ることがよくあります。片方を治療すると片方が、ということはよくあります。診察した先生が言うように、皮膚の病気で明らかな血液検査の異常、つまり全身的な異常ですが、を指摘することはあまりできません。確率的には低いでしょう。

しかし、絶対無いと言うことはありませんし、内科的、婦人科的(卵巣や子宮の病気。そういう症状はありませんか?)などを調べてもいいかもしれません。(念を押しますが、可能性が高いと言っているわけではありませんよ。)また、ニキビを伴うその他の病気も鑑別していく必要があります。

もう一度、主治医の先生とお話ししてみて、検査してもらわなくても内科や婦人科を紹介してもらうというのをお願いしてみることも出来るかもしれませんよ。

あくまで、参考意見としてお聞きください。
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by skindr | 2007-10-24 08:37 | 皮膚科

誰のせいだ?

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毎日新聞は堂々と誤報して医療を崩壊させた上で
謝罪もせず、それをただしもせずに、今度は「医師不足!」

誰のせいよ?

ボクシング番組と同じく、売れるなら持ち上げて、立場が悪くなれば翻す、
基本的には「売れれば何でもよし」なのね。
悪名高いボクサー一家でも謝罪したんだろ?
毎日新聞が誤報の謝罪しないってどうなんだ??

まあ、もう報道には期待しないけど。
自分に必要な医師はしっかり個人的に確保しないといけない時代になってしまったなあ。

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by skindr | 2007-10-18 23:24 | 医療政策
YNさんへ

足の裏の細長い5-7mmの色素斑で、拡大鏡(ダーモスコピーといいます)で色素が溝に沿ってきれいに並んでいる場合、ほぼ間違いなく良性のほくろ(色素性母斑)と考えてよいと思います。

日本人の足の裏にはホクロの癌(メラノーマ)が多いのですが(恐らく現在はかなり減っているのですが)、大事なことはメラノーマはホクロからでるわけではないということです。
メラノーマはどんなに小さくても最初からメラノーマとして生まれ、ホクロはどれだけたってもホクロのままなわけです。(大きな先天性のものを除いて)

従って、ホクロであれば放置してよく、メラノーマであれば治療する、という明快な方針が立つわけです。しかし、医学では「これは100%メラノーマではない」と言うことはなかなか難しいのです。そこで、「まあ、まず間違いなく大丈夫なんだけど、一応組織を確認しましょう」というのが現在の足底のホクロに対するコンセンサスだと思われます。その際には、多分大丈夫だけど、組織に切り込まないように1mmだけ余裕を持ちましょう、ということです。通常の良性腫瘍を1mm離してとることはあまりありません。小さければ小さいほど取りやすいので。

メラノーマの特徴はABCDと表現され、

A: Asymmetry 左右非対称な形
B: irregular Boarder 不規則で不明瞭な辺縁
C: Color variagation 色の濃淡がある
D: Diameter greater than 7mm 7mm以上の大きさ

と言われています。
きっとYNさんのはこれのどれにも当てはまっていないでしょう。
まずは安心して1mmで組織検査を受けてよいと思いますよ。
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by skindr | 2007-10-17 13:45 | 皮膚科

TORABASAMIさんへ、疥癬

TORABASAMIさんへ

山の神に対する苦労は私もよくわかります(苦笑)。

疥癬という診断が間違いないという前提でお話しします。

疥癬はヒゼンダニというダニが皮膚に寄生する病気です。
彼らは大きさが0.1mm位で肉眼では見えません。
で、皮膚の角質層に穴を掘ってそのトンネルの中で卵を産み増えていきます。
問題は寄生するときに非常に強い痒みを伴うことです。

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by skindr | 2007-10-16 00:14 | 感染症

SJさんへ、爪囲炎

SJさんへ

あなたの年齢や性別が解らないので、答えにくい部分もありますが、お話からすると爪の感染症+爪囲炎なのか、かぶれのような状態なのか、いずれも考えられます。
皮膚科に於いて菌の検査の結果はいかがでしたか?

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by skindr | 2007-10-14 12:03 | 皮膚科

ベイズ理論で言うなら?

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法律に関することは解りません。
きっと規則を破ったことはよくないことでしょう。

注目すべき対象は、
このリサイクル赤福で病人などが多くでたのでしょうか?
もしもそうなら、これはいけません。
もしもそうでないならば、この方法は実証的に大丈夫と言うことが言えると思います。

医療の世界では、最初はしてはいけない、しなければいけないと言われていたことが、
次々と覆されていきます。
それは例えば、点滴に使う管に横から注射するときのアルコール消毒などでもそうです。
今は、なんとしない方がよい、あるいはしてはいけない、ことになりました。
その他、無菌室に入るときに帽子やマスクやガウンを着ていたことも、
結局は全く感染に対して何の効果も上がらないことが解り、廃止されました。

実験から導き出された理論値と、
実際に行ってみた観測値は、随分違うことが多いものです。
安全性(病気を起こす確率)がわからないことは数多くあります。
だから、起きた事象から確率を推測することはとても大事です。
これはベイズの方法と言われますが、臨床の現場ではいつもこのように推測していくわけです。

理論値から出てきた決まり事もよくよく見直してみる必要があることの
事実の一つなのかもしれません。

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by skindr | 2007-10-14 11:18 | その他
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栄養はチューブから、呼吸は人工呼吸器。
戻ることはなくても、ずっと生き続ける子供たち。

皮膚科の私が呼ばれたのは、脚をやけどしたからでした。
??、なぜ人工呼吸器の子が??

原因はお母さんが寒いかもしれないと言ってカイロを当てたからでした。
どのような処置をすればよいかと聞かれて返答に困りました。
お母さんには意識がないことは何年も説明しているとのことでした。

子供の皮膚は温かく、栄養も与えられ体は成長していきます。
運動しないため、やや肥満になっていきます。
しかし、そのような子供が「死んでいる」とは親は受け止められないでしょう。

医療者もいつのまにかそれが日常になり、戻ることのない患者を普通に診るようになってきます。熱が出れば胸のレントゲンを撮り、便や尿を培養検査に出し、抗生剤を投与し、、、、、、。

いずれ、院内で感染したり、呼吸器がはずれたり、薬剤の投与間違いが起きたり、そのようなことで亡くなるのでしょう。運が悪ければ病院の責任になるのでしょう。

病院の一室を長期間にわたり占め、医療者の介入を必要とし、人工呼吸器とエアーマットレスで管理される。その費用で、助かる患者が数多くいるのも事実でしょう。難しい選択ですが、私は「生きていける」患者に力を注ぐことが出来れば、と思います。
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by skindr | 2007-10-12 17:45 | 医療政策

検査の功罪(1)

現代の医療では非常にたくさんの検査が出来るようになりました。
検査は、病気の診断をつけたり、病態を理解することの手助けをしてくれます。
だから、どんな検査も早くすればいいような気がしてしまいます。

しかし、検査には大きな落とし穴があるのです。
ひとつは、どんな検査にも「偽陽性」「偽陰性」があることです。
つまり、「絶対」正確な検査はないということです。

頸のリンパ節が腫れてきた患者さん。
いくつものリンパ節が腫れていて、押さえると痛いと言います。
血液検査で、大きな以上はありませんでした。
超音波で様子をみても「多分」ただ腫れているだけで、リンパの癌や、胃癌の転移ではないようです。

「多分」大丈夫でしょうから、様子を見ましょう、と言うと
「多分ということは癌の可能性もあるのですか?」
それは絶対ないと言うことは言えませんよ、と言うと
「では検査して欲しい。」

ここで難しいことが発生します。
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by skindr | 2007-10-11 20:10 | 皮膚科
多忙のため返事が遅くなりました。

お話からすると、爪が無くなっていてそこに赤い肉ができているようですね。
それが慢性的にあるのだとすれば、外傷に伴う変化、慢性的な感染症、特殊な炎症性の皮膚病、それに腫瘍も含めていろいろな病気が考えられます。
このうちで腫瘍は場合によっては悪性で重篤な疾患であり得ます。
お話の様子からすれば、十分それも考えられます。
皮膚の一部を顕微鏡で検査する「病理組織検査」を受けた方がいいという印象です。

今の主治医の先生とよく相談して、検査を受けた方がいいのか、そうであれば大きな病院を紹介してもらうかしてはいかがでしょうか。
自分の体を守るのは自分自身です。
数日の通院とは引き替えられないと思います。
と、お母様を説得してみてはいかがでしょう。
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by skindr | 2007-10-09 17:02 | 相談はここから