ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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タグ:皮膚科 ( 18 ) タグの人気記事

balthazarさんへ

今、あなたは数多くの人から意見を聞こうとしています。

かかっている皮膚科医
薬剤師
消化器科の医師

そして、web上の皮膚科医です。

この中で、実際にあなたの皮膚病を診察しているのは誰でしょう?
そして皮膚科の専門医は誰でしょう?
それを考えればどの人があなたの健康を最も守ってくれるのか、
(正確に言えば、最も守ってくれる確率が高いのか)解るはずですよ。

頂いた断片的な情報で私があなたの主治医の適性を判断するのは難しいでしょう。
それと同様に、疾患が解らない薬剤師や他科の医師の意見が、皮膚科を専門としているものよりも妥当だと考える理由があるでしょうか?
一般論は薬剤師や内科医にも語れるでしょう。
しかし、主治医は一般論で治療しているわけではありません。
あなたの症状を診て、考えて合う処方をしているのです。
少なくとも処方内容からは何か問題があるようには思えません。

ステロイドを使う治療は、飲み薬も塗り薬も、我慢が必要な治療です。
薬剤を使う治療に、何のリスクもない治療は望めません。
根治がない以上、何かを犠牲にして何かを補うのが治療です。
副作用があるからといって、止めたりしては、それまでの治療が全部パアになります。
その調節をするのが主治医の役割で、一般論を語るのが仕事ではないのです。

いろいろな医者のいい意見だけをとって治療する、というのは一見良さそうです。
しかし、それは船頭多くして船山に上る状態で、誰にも収拾がつかない状態なのです。
誰かを信用して任せなければ、いい治療は受けられないのです。

もう一度、誰があなたを診ていて、誰が皮膚病の専門家かを考えてみてください。
誰を信じるかはあなたの自由です。
今の皮膚科の主治医を信じられると思えば、信じて任せるしかありません。
どの医師を信じてもリスクは必ずあります。
そしてそれは仕方のないことなのです。
これがあなたへのセカンドオピニオンです。
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by skindr | 2008-02-09 23:01 | 相談のお返事
おねまきさんへ

生後3カ月から続くのであれば、恐らく遺伝子の変化による掌蹠角化症が最も考えられると思います。多くの病気が「遺伝性」と言われますが、遺伝子の変化はどこかで誰かに偶然に起きるので、あなたが最初の患者さんと言うこともあるわけです。

手足に限られた角化症は比較的患者さんが多く、ある種の皮膚のタンパク質の遺伝子に変化があるため症状が出てきます。遺伝するかどうかは、実はなかなか難しい問題で、遺伝子の変化がどの段階の細胞に入っているかで変わってくるのです。昔は優性遺伝なら1/2の確率で遺伝する、というメンデルの法則で説明されていたのですが、それほど単純ではない遺伝形式をとるものがたくさん知られるようになりました。

ちなみに、角化症の専門的な診療をしてくれる病院は、北大病院皮膚科と、旭川医大皮膚科が有名です。もし病型や遺伝について尋ねたいところがあれば受診してみてはいかがでしょう。
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by skindr | 2007-12-03 17:10 | 相談のお返事

相談はここから2

前のがわかりにくくなったので、新たにエントリーをつくりました。
質問のある方はここからコメントでどうぞ。

って、昔は数ヶ月に1つくらいだったのですが、最近すごい数になり、ちょっと対応が遅れ気味です。秋は学会が多いのもあって。セカンドオピニオンに関しては必ず返事するつもりですので気長にお待ちください。

返事を読んだ方はその旨を書いて頂ければ幸です。できますれば、返事の記事の下にコメントして頂けるとその後のやりとりが楽になりますのでよろしくお願いします。

追記

本職の多忙のため回答を作成することができません。2008年5月11日を以てしばらく相談の受付を中止します。再開できるか、しばらく考えてみたいと思います。
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by skindr | 2007-11-03 21:32 | 相談はここから

専門医が足りない

Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u793E%u4F1A%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9

まあ、まさにそうなのです。
専門家が足りなすぎ。
費用や訴訟対策の放置は国の責任としかいいようがありません。
現場にすべて責任を押しつけては現場は崩壊します。
産科の先生が言うには、既に技術の継承も不可能だと、、、、。

少なくとも、訴訟において、世界で認められていて、それを基準に医療をしているような科学論文を検察が
「それは証拠として採用しません」
などという馬鹿げた刑事裁判がまかり通ることに何か議会が手を打たないことには、どうしようもないでしょう。(福島県、大野病院産科の冤罪事件、第一審でのお話)
これでは、事実、現実も無視して有罪に証拠だけを並べている冤罪以外の何者でもない。
科学をやるものからは考えられない発想です。

ところで、皮膚科の専門医はwebで探せるようになりました。
日本皮膚科学会のホームページの「市民の皆様へ」の部分からあなたの住む地域に専門医がいるかどうかが検索できます。
http://www.dermatol.or.jp/
私の名前も一応出ております。どこかに。

専門医がいい医者とは限らないところが難しいところですが。

ちなみに、日本皮膚科学会の会員は日本に約1万人いますが、日本に皮膚科という看板は5万あります。つまり、4万軒は少なくとも系統的な皮膚科の勉強はしていないわけです。標榜が自由な日本って、、、。

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by skindr | 2007-09-28 23:29 | 医療政策
sukeさんへ

自家感作性皮膚炎は、簡単に言うと一カ所にしかないひどい湿疹が続いているうちに、体のあちこちに小さな湿疹がたくさん出てくる全身性の病気です。
通常、はじめの症状が強い時期にはステロイドの内服をすることが多く、それにより発症を沈静化させてから徐々にステロイドを減量していくことが一般的です。多くは一過性ですが、しばしば再燃し、たまに慢性に繰り返す人がいます。

決して稀ではないこの病気ですが、原因はもとになる湿疹があるので、多くの場合はそれをきちんと治療することで改善します。よくならない場合は、慢性の炎症の原因となるものを探して治療することもあります。歯周病や慢性の扁桃炎などもそのひとつです。しかし、それでも原因が不明の場合は症状に応じた治療、つまり対症療法になります(多くの皮膚病でそうなのですが)。

すでに十分に検査や検索が行われているのであれば、残念ながら当面は症状に応じた治療になるのかもしれません。
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by skindr | 2007-09-17 16:51 | 皮膚科

セカンドオピニオン

前の相談の場所がわかりにくくなりましたので、再度ここに掲示します。
相談のある方はコメント欄に書き込んでください。

web上でわからないとは思いますが、相談のある方は非公開で書き込んでください。
返事は、最近は記事として書いておりますので、相談した後の記事をみて下さい。
返事を読んだ方はコメントとしてその旨お知らせ頂ければ幸です。

ぼちぼち返事で、時間があるときにまとめて書いたりしております。
遅くなることもありますが、のんびりお待ちください。
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by skindr | 2007-09-17 16:39 | 相談はここから
ナベさんへ

コメントへも書きましたが、ここに書きます。

すみません、非公開コメントのチェックをしていなかったのでもう一ヶ月も経ってしまっていました。お忘れかもしれませんが、一応コメント書きますね。
あなたの年齢、性別などが解りませんので詳しくは解りませんが、お話からの印象としては特発性色素性紫斑という病気のようです。特に原因も自覚症状もなく膝下に出現する出血斑で、検査をしても毛細血管からの微少出血以外に異常はないのですが、慢性に続いたりします。一般に大きな病気とは関係ありません。
残念ながらあまりよい治療法というのは無いのが現状ですが、血液、生化学、凝固系などに異常はないのでしたら、特に心配は要りませんよ。
女性の場合は見た目が問題なので夏は気にする方が多いようです。
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by skindr | 2007-07-14 19:22 | 皮膚科
Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u793E%u4F1A%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9

それは見つけた人が直接患者に伝えて欲しいよ!
内視鏡の検査結果を皮膚科に回したって、皮膚科医が胃癌の病状や治療についてどう説明するのよ。結局消化器科に紹介するでしょう?

と思うのは私が皮膚科だから??

内科から廻ってきた皮膚癌患者なんておびただしい数いるけど、全部自分で説明しているけどなあ。
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by skindr | 2007-03-05 23:19 | 皮膚科
以前勤務していた病院に赴任したときのことです。皮膚科は私が一人医長、と言う立場です。
内科部長は色白な先生で、とても立派な方でした。
挨拶に行って、顔を見ると左の頬にうっすら灰色の盛り上がりがあります。

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by skindr | 2007-02-04 17:27 | 皮膚科

相談のある方は

ご相談のある方はどうぞコメントに書き込んでください。
あまり個人を同定されることはないと思いますので、普通に書き込んで頂いてよいかと思います。非公開で書き込んで頂いても結構ですが、その場合もコメントでお返事しております。メールへのお返事はしておりませんのであしからず。

もしも、返事を読んだ方は、その旨だけでも書き込んで頂ければ幸です。

追記

本職の多忙のため回答を作成することができません。2008年5月11日を以てしばらく相談の受付を中止します。再開できるか、しばらく考えてみたいと思います。
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by skindr | 2007-02-01 21:48 | 相談はここから