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ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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一歩後退

医療行政で国の無策は続いている。

比較的健康な働ける人の負担は増える一方で、回復の見込みのない救急患者への呼吸器まわしつづけ。

訴訟の頻発による産科の消滅に対する無策。

繰り返しますが、医療は公共のものです。家族が「死んだ人」に呼吸器を希望すれば、自由につけられるものではありません。

誰かが生きると言うことは、誰かが死ぬと言うことなのです。それを、国民に知らしめて欲しい。そして、生きられる人が十分に生きられる社会に、生まれてくる人が、死にゆく人よりも重視される社会にして下さい。

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射水市民病院:回復見込みない救急患者、人工呼吸器中止せず 基本姿勢決める /富山

 ◇終末期医療委
 富山県射水市の射水市民病院(麻野井英次院長)であった人工呼吸器外し問題を受け、同病院の「終末期医療委員会」(委員長=梅崎実・放射線科部長)の第4回会議が11日夜開催。末期がん患者以外にも救急処置で人工呼吸器を装着し、回復の見込みがなくなった患者について、▽人工呼吸器を中止しない▽患者の身体的ケアと家族への精神的ケア重視▽複数の医師を加えたチーム医療での対応――などの基本姿勢を決めた。【柳沢和寿】

7月13日朝刊
(毎日新聞) - 7月13日17時2分更新
by SkinDr | 2006-07-21 22:34 | 医療政策