ベテランになりつつある皮膚科医がみた世界。世の皮膚病の患者さんの役に立てれば幸です。08年5月より多忙のためしばらく相談に対する回答をお休みします。


by SkinDr
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mimiさんへ

お話からすると、最初に何か急性のかぶれが起きて、その後炎症が続いているように思えます。年齢などが解りませんが、通常、乾癬は症状の少ない赤い丸いがさがさ乾いた面が皮膚に知らないうちに出来てくることが多く、mimiさんの症状とはやや違う印象です。

確かに、乾癬と普通の皮膚炎との見分けは時に難しいことがあります。そういうときは一般には組織検査をするのですが、ときに組織の検査をしても判断が難しい場合もあります。

かぶれの原因を探す仕事は根気がいる、探偵のような推理力が必要な仕事です。何らか頭に使うものにかぶれていないか、先生と一緒にもう一度よく洗い出してみるのはいかがでしょうか。
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by skindr | 2007-12-03 16:58 | 相談のお返事

isaさんへ、爪乾癬?

isaさんへ

あなたに他に病気や家族に遺伝性の病気が特になければ、13歳から両方の親指の爪がずっと水虫と言うことは考えにくいと思います。調べて菌がいれば別ですが、菌がみえなければ他に爪に生じる慢性の病気も考えられます。爪の乾癬や扁平苔癬、慢性湿疹(手湿疹)、脂漏性皮膚炎、円形脱毛症に伴う変形、などなど数多くの病気が爪には表れます。

爪は角質からできていて、死んだ組織ですので一度出てしまった爪が治っていくことはありません。治るように見えるのは、爪が伸びて、古い変形した爪が落ちていくからです。従って、爪の甲羅(爪甲)が前に伸びていない場合、つまり爪の生長が止まっている場合は見かけ上の治癒は難しいと言うことになります。ラミシールが一定期間で効果がなければ主治医とよく相談してその他の治療を試みる価値もあるかもしれません。ただし、残念ながら爪の慢性の病気は難治性が多いことを心に置いてくださいね。
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by skindr | 2007-09-11 08:55 | 皮膚科